花見と5周年を迎えるにあたって

いつも福岡県就労継続支援B型事業所ココスタ筑紫野、ココスタ太宰府、ココスタ宝満をご支援いただきありがとうございます。
また、ご相談、ご見学に関するお問い合わせについてもありがとうございます。

3月の最終週に3事業所合同で花見をしました。広々とした大宰府政庁跡の桜は満開で心和むひと時でした。
 私はある利用者さんとの関わり以来、花見に強い思い入れを抱くようになりました。それは、ココスタを利用され始めた直後に末期がんが見つかったHさんとの関わりです。
 Hさんのココスタとの関りは2人3脚での闘病といってもおかしくありません。抗がん剤投与や病状急変のための入退院、主治医との治療計画の説明などすべてHさんと共に臨みました。病院と事業所の往復を気丈に続けるHさんの身体はみるみる衰えていきました。
そんな時、Hさんが「桜が咲くころまで、生きれるだろうか」と呟きました。私と主治医はHさんの望みを何とか叶えてあげたいと考えました。
主治医は桜が咲くころベストな体調となるよう抗がん剤投与計画や入院治療計画を立ててくれました。
その年の花見で、皆と笑顔を見せているHさんの写真は今も私の宝物となっています。

 それ以来、私は満開の桜を見るたびにふたつのことを思うようになりました。ひとつは、健康で1年過ごせたことで、また桜を見ることができたことへの感謝です。
 そしてふたつ目は、誰と一緒に見ているか、ということです。大切なひとと共に見ることがどれだけ幸せなことかを思い出させてくれます。
 4月にココスタは創業5年を迎えます。1年目の花見は数名でしたが、今年は80名超の大切な仲間と行うことができました。大切な人たちと共に、健康でまた1年を乗り越えたいと願いました。来年も皆と笑顔で花見ができるように。

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